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この症状、月経困難症かな?
つらさの原因と改善方法を知って快適な毎日に変えよう

目次

月経困難症とは

月経困難症とは、いわゆる生理痛です。
主な症状は下腹部痛のほか、腰痛、頭痛、吐き気、下痢などがあります。
症状の重さは人それぞれで、あまり痛みを感じない人もいれば、起き上がることさえ難しくなるほど重い人もいます。

現代の女性は、昔の女性よりも生涯で起こる生理の回数が増えているのはご存じでしょうか。
その数450~500回で、なんと昔の女性の約10倍です。
これは、昔の女性より妊娠の回数が減ったことが原因とされています。
月に1回の苦しみに、大切な人生のうち500回分もの時間を奪われると思うと、少しぞっとしますよね。

症状がつらいとき、これからは薬に助けてもらってみてはいかがでしょうか。
きっと今までとは違う日常が待っているはずです。

ここから、月経困難症について詳しく解説していきます。

月経困難症の症状

月経困難症の症状には以下のものがあります。

・下腹部の痛み
・頭痛
・腰痛
・吐き気
・嘔吐
・下痢
        など

症状の強さは、同じ女性でも人によってさまざまです。
日常生活に支障をきたすほど症状が重い人は、病院へ行くことをおすすめします。

月経困難症の種類

月経困難症は、次の2種類に分けられます。

・原発性月経困難症
 →病気でないのに出る症状

・続発性月経困難症
 →病気による症状

それぞれどのようなものか、具体的に見ていきましょう。

原発性月経困難症

原発性月経困難症とは、特別な病気でないのに出てくるつらい症状のことを言います。
大半の生理痛はこれにあたります。
生理が始まって約2日間が特にひどく、その後落ち着いていくのが原発性月経困難症の特徴です。

原発性月経困難症の原因は、「プロスタグランジン」という物質です。
プロスタグランジンは生理の時に子宮内膜から出る物質で、痛みの原因と言われています。
いらなくなった子宮内膜を押し出すときに子宮がギュッと収縮されるので、痛みにつながるのです。
このプロスタグランジンが過剰に分泌されると、ひどい痛みが起こります。

原発性月経困難症は薬で改善することができる症状です。

続発性月経困難症

続発性月経困難症とは、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気が原因で起こる症状のことを言います。
生理前から生理が終わった後まで、長く症状が続くのが続発性月経困難症の特徴です。

続発性月経困難症は、原因の病気(子宮筋腫や子宮内膜症など)を治療することが1番大切です。
つらい症状が長く続く場合は、絶対に我慢せず病院へ行きましょう。

月経困難症の原因

主な月経困難症の原因は、生理時に子宮内膜で作られる「プロスタグランジン」という物質です。
プロスタグランジンは子宮をギュッと収縮させることで、不要となった子宮内膜を押し出します。
この物質が過剰に分泌され押し出す力が強くなると、ひどい生理痛が起こるのです。

ひどい痛みを抑えるには、プロスタグランジンの過剰な分泌を抑制する薬を使うのが有効です。

月経困難症の改善方法

つらい月経困難症は、薬で改善することができます。
次のような薬が有効です。

・鎮痛剤
・子宮収縮抑制薬
・超低用量ピル
・漢方薬

ひどい症状に、わざわざ立ち向かう必要はありません。
症状を解消して、快適に過ごせる日を増やしましょう。

鎮痛剤

鎮痛剤は、生理痛のもとである「プロスタグランジン」の生成を抑える薬です。
市販薬では、「イブA錠」や「ロキソニンS」などが挙げられます。

「プロスタグランジン」は、いらなくなった子宮内膜を排出する際に分泌される物質です。
このプロスタグランジンが過剰に分泌されると子宮がギュッと収縮し、つらい生理痛につながります。
鎮痛剤は痛みのもとであるプロスタグランジンの生成を抑えるので、生理痛の軽減が可能です。

鎮痛剤は、「早めに飲む」ことがポイントです。
本格的に痛みが来る前に、早めに飲んで痛みを抑えましょう。

子宮収縮抑制薬

子宮収縮抑制薬は、子宮の運動を緩める薬です。
主に筋肉(平滑筋)に働きます。

子宮収縮抑制薬は基本的に早産や流産を防ぐために使われる薬です。
鎮痛剤は痛みのもとに作用するのに対し、子宮収縮抑制薬は主に筋肉に作用して収縮を抑えます。
いくつか種類がありますが、生理痛には「ズファジラン錠」がおすすめです。

用法や用量は使う目的によって変わるので、担当の医師にしっかり確認しましょう。

超低用量ピル

超低用量ピルは、つらい生理痛に効果的なホルモン薬です。
人工的な女性ホルモンを規則正しく取り入れることで、ホルモンのリズムを整えます。

人工ホルモンによって「偽の妊娠状態」が作られるため、本当の女性ホルモンが担当する子宮内膜づくりがされません。
すると、いらない子宮内膜を押し出す力も必要なくなります。
そのため子宮の収縮を抑えられ、生理痛も軽くなるしくみです。

超低用量ピルは休薬期間を除いて毎日飲む薬です。
きちんと管理して、飲み忘れないようにしましょう。

漢方薬

漢方薬は、体全体の調子を根本から見直し整えることで、結果的に病気を治す薬です。

基本的に、西洋医学は「この症状にはこれが効く」といったように、臓器や身体の組織に対して直接働きかける治療をします。
対して漢方医学は、1人ひとりの「体質」を特に重視して、それに合わせた治療をします。
根本から解決するために、つらい症状を起こしにくい体質へ変えていくのが漢方医学です。

生理痛改善に代表的な漢方薬は桃核承気湯(とうかくじょうきとう)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)などです。
効果が出るまでの時間は人によって違います。

体質や目的と合う薬を使うためにも、漢方薬を使う場合はしっかり診察を受けましょう。

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