フェミロンってどんな薬？
ほかの超低用量ピルと何が違う？
フェミロンの特徴を解説
フェミロンとは
フェミロンは、日本でも有名な低用量ピル・マーベロンと同じ成分を含む超低用量ピルです。
フェミロンの特徴はこちらです。
・ニキビ改善が得意
・副作用が少ない
・血栓症（血液が固まり血管を詰まらせる症状）のリスクがやや高い
それでは、フェミロンについて詳しく解説していきます。
フェミロンの効果
フェミロンは避妊、生理痛や生理不順の改善、ニキビ改善に効果的です。
フェミロンは排卵・受精・着床を防ぐことで避妊します。
これらの効果はすべて、フェミロンに含まれる女性ホルモンによるものです。
女性ホルモンを人工的に取り入れ、「偽の妊娠状態」を作ります。
これによって本当の妊娠を防ぐのです。
また、女性ホルモンを規則正しく取り入れることで、生理周期が安定します。
そして「偽の妊娠」で本当の妊娠準備をしなくなるため、子宮内膜（受精卵が育つところ）も厚くなりません。
排出される子宮内膜が少ないので、生理痛が軽くなります。
さらにホルモンバランスの乱れによってできたニキビにも効果があります。
フェミロンは、「避妊したい・ニキビができやすい・生理痛が重い」に当てはまる人には特にぴったりの超低用量ピルです。
フェミロンの特徴
フェミロンの特徴は、ニキビ改善が得意なところです。
有効成分のデソゲストレルは、ホルモンバランスを整え、ニキビを治す力に長けています。
そのためデソゲストレル剤は病院のニキビ治療にもよく使われています。
一方で、デソゲストレルは血栓症（血液が固まり血管を詰まらせる症状）のリスクがやや高いのも特徴です。
フェミロンの副作用
フェミロンは次のような副作用が起こる可能性があります。
よくある副作用
・吐き気
・嘔吐
・頭痛
・乳房の張り
・下腹部の痛み
など
重大な副作用
・血栓症（血液が固まり血管を詰まらせる症状）
フェミロンは副作用が少ないとされていますが、飲みはじめの数か月は副作用が起こることがあります。
身体が慣れてくれば収まるものなので、過剰に気にすることはありません。
重大な副作用の血栓症は、急な手足の痛みや麻痺などの兆候が見られます。
身体の様子に異変を感じたらフェミロンの使用を中止し、すぐに病院へ行ってください。
その際は必ず、医師に「ピルを飲んでいる」と伝えましょう。
定期的に検診を受け、身体に異常がないことを確認するのが大切です。
自分を守るためのフェミロンですから、自分でも身体を管理する意識を持ちましょう。
フェミロンの飲み方
フェミロンは生理の1日目から1錠ずつ、毎日同じ時間に飲みます。
21日間飲んだら、その後7日間休薬します。
この繰り返しです。
フェミロンはどこから飲んでも同じため、シートに矢印や曜日が書いてあっても気にすることはありません。
もし飲み忘れたら次の対応をしましょう。
・いつも飲んでいる時間から24時間以内に気づいた場合
→気づいた時点で忘れた分を飲み、当日分はいつも通りの時間で飲む
・いつも飲んでいる時間から24時間を過ぎた場合
→服用を中止し、次の生理がきたら新しいシートから始める（中止の間は別の方法で避妊する）
確実な避妊のためには、日にち管理の徹底が必須です。
特に忘れがちなのは休薬期間後の飲みはじめです。
リマインド機能などを使い、とにかく忘れないようにしましょう。
フェミロンの注意点
フェミロンは飲み合わせ、過去の病気、生活習慣や体質などに注意点があります。
事前に確認して、正しく使いましょう。
併用禁忌
併用禁忌とは、一緒に使うことで副作用が強く出たり効果を互いに弱めたりして、身体に悪い影響を及ぼす可能性のある成分です。
フェミロンの併用禁忌は以下のものです。
・オムビタスビル水和物
・パリタプレビル水和物
・リトナビル配合剤
これらは主にC型慢性肝炎の治療に使われます。
同時に使うと血液の数値に影響が出る恐れがあるため、併用してはいけません。
併用注意
併用注意とは、身体の様子を見ながら慎重に使う必要がある成分です。
フェミロンの併用注意は以下のものです。
・副腎皮質ホルモン
・三環系抗うつ剤
・セレギリン塩酸塩
・テトラサイクリン系抗生物質
・ペニシリン系抗生物質
・アセトアミノフェン
・血糖降下剤
・ラモトリギン
・HIVプロテアーゼ阻害剤
・非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤
・セイヨウオトギリソウ
など
通院中にフェミロンを使いたい場合は、必ず担当医または看護師に相談しましょう。
その他
以下、フェミロンを使ってはいけない・注意が必要な人です。
使ってはいけない人
・乳がん、子宮頸がん
・心臓、肝臓、肺、血管、腎臓などの臓器に異常がある
・チカチカする片頭痛がある
・手術前4週間、術後2週間、産後4週間
・35歳以上で1日15本以上タバコを吸う
・妊娠中
・授乳中
・まだ身長が伸びている
・血栓症になったことがある
など
注意が必要な人
・子宮筋腫
・乳がんになったことがある
・乳がんになった血縁者がいる
・乳房結節
・40歳以上
・喫煙者
・急な片頭痛
・肥満
・糖尿病
・高血圧
・てんかんがある
・原因不明の異常性器出血がある
・腎臓の働きが悪い
・血栓症になった血縁者がいる
など
安心安全に使うためには、事前の確認が必須です。
上記に当てはまるものがあるけれど、どうしてもフェミロンを使いたい場合は、医師に相談しましょう。
フェミロンの入手方法
フェミロンは2通りの入手方法があります。
病院処方と通販（個人輸入）です。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
病院処方
病院処方における最大の特徴は、医師と直接やりとりができるところです。
次のメリットとデメリットがあります。
メリット
・安心感がある
・質問できる
・既往歴（過去の病気）もチェックしてもらえる
デメリット
・対面でのやりとりが必要
・診察の時間を取る必要がある
医師には専門的な知識があります。
自分が安全に薬を使えるかどうか判断してもらえるため、安心して使えるのが最大のメリットです。
大勢向けの説明書とは違い、自分だけに向けた説明をしてもらえるのも嬉しい利点でしょう。
一方で、人とやりとりするのが苦手な方には負担になるかもしれません。
医師と話して、自分に関する必要な情報を知ってもらう必要があるためです。
また、診察には少なからず時間がかかります。
忙しい人は、時間を作ることが困難な場合があります。
「時間はたくさんあるし、安心な方が良い」という人には、病院処方がおすすめです。
通販（個人輸入）
海外から個人的に商品を取り寄せることを、個人輸入と言います。
フェミロンは日本の通販にはないので、個人輸入する必要があります。
取り寄せたものは、人にあげてはいけません。
ルールを守って購入しましょう。
通販の最大の特徴は、人と直接話すことがないところです。
次のメリットとデメリットがあります。
メリット
・誰ともやりとりしなくていい
・いつでもどこでも注文できる
・安い
デメリット
・すべての判断が自己責任
・偽物がある
対面で人とのやりとりが必要な病院に対して、通販は画面と自分でやりとりが済みます。
忙しくて病院に行けない人も、端末さえあれば簡単に注文が可能です。
そしてフェミロンは通販だと安く入手できます。
1箱1980円前後で、送料が1000円かかる程度です。
そうなると、安全性が怖いですよね。
そこで、おすすめの安全なサイトをお伝えします。
「お薬なび」です。
お薬なびは2009年に開設された、利用者100万人越えの超人気サイトです。
薬の説明が丁寧で、不確実なことは記載されていません。
そして口コミが多く、利用者の正直な声を見ながら購入できるのが嬉しいところです。
通販のデメリットである「偽物の存在」は、お薬なびでは心配ありません。
ただ、すべての判断が自己責任なので、そこは注意して利用しましょう。
フェミロンが手軽に欲しい忙しい女性には、通販がおすすめです。